諸星大二郎 1949年長野・軽井沢に生まれ、東京で育つ。1970年「COM」にて「ジュン子・恐喝」でデビュー。1974年「生物都市」で第七回手塚賞に入選し本格的な作家活動に入る。同年「少年ジャンプ」で「妖怪ハンター」を連載(後に「稗田礼二郎のフィールド・ノートより」と改題)、以後「暗黒神話」、「孔子暗黒伝」と同誌に連載、その後他誌にて「マッドメン」、「海神記」、「西遊妖猿伝」と代表作となる作品群を発表。近作としては「栞と紙魚子」連作、「巨人譚」、「西遊妖猿伝 西域篇」から小説集「キョウコのキョウは恐怖の恐」、「蜘蛛の糸は必ず切れる」等多くの作品が刊行。異形、寓意、そして或る時は〝クトゥルー〟をモチーフに古代から現在に至る物語世界を紡いでいる。[近況]「妖怪ハンター 稗田の生徒たち」連載始動。(2010年12月現在)